面接ではなにを見られているのか?
面接の目的
転職を考えれば必ず通るのが面接です。介護職ではこの面接の目的としては応募者を実際に見て話すことで介護職に適している人かどうか、またこの施設で働く中で周りの人たちとコミュニケーションを上手に取りながら仕事ができるかどうかという大きく2点です。履歴書などの書類では伝わらない部分を判断していくことになりますので、第一印象はとても大事です。では実際に採用側はどのようなポイントで見ていくのかを知っておきましょう。
人柄
面接では実際に面と向かって話すことになりますので履歴書にはない人柄を判断することができます。そのため面接官は人柄を判断しようとしますが、その際に判断基準となるのが利用者目線で利用者がお世話をしてもらいたいと思われるかどうかという点です。素直で誠実な人は利用者目線で好印象を持たれるので、面接官は人として誠実かどうかをよく見ています。そのため介護に対する考え方や志望動機に関してはっきりと答えられるように意識しておくことが大切です。
理解力
介護の仕事は忙しく目まぐるしく環境が変わっていきます。そのため指示を受けたことも途中で目の前で優先順位が変わるなにかが起きれば対応します。このような環境で仕事をしていくことになるため、一緒に働くスタッフに対する理解力が求められます。同時に利用者に対する理解力も求められます。介護サービスを提供するためには利用者がなにをして欲しいと感じているのかを汲み取る能力は必要不可欠です。
そのため、面接ではスタッフがどのような仕事をして欲しいと思っているのか、質問の意図や指示の意図をすぐに把握できるかどうかという点をよく見ています。こうした理解力に関しては採用担当者の返答に表れますので、質問内容に関してなにを意図として聞かれているのかを理解して返答しましょう。逆に質問内容から逸れて関係のない話をしてしまうと理解力に欠けると判断されてしまうこともあります。
面接の準備
ではこれらの面接官が見ている点をしっかりと意識した上で、次は面接の準備をしていきます。面接ではある程度聞かれることというのは決まっているため、志望動機や介護をするときに心がけていること、そして自分の性格や長所、短所については明確にして話せるようにしておきましょう。そして答える際には姿勢良くハキハキと明るく話せるように一度鏡を見ながら練習しておくことも大切です。これらの下準備をしっかりとすることで、準備をしたという自信から緊張もある程度はほぐれるはずです。
2017/10/15